痛みの場所の原因

膝の痛みの場所の原因。

膝の痛みの場所によって原因は変わってきます。

膝の痛みが前内側の場合、足首が不安性で膝を内側にひねりかばって負担がきており、股関節や骨盤の関節が硬くなっています。
膝の関節が硬いなら、そちらを動かしていかないといけませんが、ほとんどは骨盤を整えることで軽減します。
そして、不安定な足首をしっかりさせることで楽になると思います。

膝の痛みが前外側の場合、足首が硬いので膝でかばってＯ脚気味になって負担がきていることが多いです。
股関節も開き気味で、酷い人は骨盤も開いていると思います。
膝を何とかする前に、骨盤を閉じて股関節を閉じやすくして太ももの内転筋に力が入るようにしたいです。
それから、足首の動きを良くしていき膝に負担が来ないようにしていくと軽減してくると思います。

膝の痛みが前部（膝蓋骨）の場合、膝の動きがかなり制限されてしまいます。
膝蓋骨が滑車の働きをしないために大腿四頭筋が上手く動かなくなります！
慢性だと固まった関節を動かしていかなければなりません。
かなり大変です。
痛みが出てすぐであれば、足の裏が不安定になっており、かばって足首が硬くなっています。
足裏に力がはいるようにしてから足首を動きを良くしていくと軽減すると思います。
必要なら骨盤も整えると楽になると思います。

膝の痛みが膝蓋骨の上部の場合、前重心で立っており大腿四頭筋が緊張して膝蓋骨を上方に引っ張り負担がきていることが多いです。
骨盤も前に傾いてると思います。
なので、骨盤の傾きを整えてかばって緊張しているふくらはぎの下部の筋肉やスネの筋肉を緩め、足首の動きを良くしてあげます。
それから硬くなっている大腿四頭筋を緩めてあげると楽になると思います。

膝の痛みが膝蓋骨の下部の場合、前重心で立っていて疲れて弱くなった大腿四頭筋が膝蓋骨を上方へ引っ張れなくなるために、下部の膝蓋靭帯が緊張して下に引っ張り負担がきていることが多いです。
なので、大腿四頭筋を何とかしたいですが、弱くて力をいれると痛みがでるので、まずはかばって緊張しているふくらはぎを緩めて足首の動きを良くしていきます。
すると、足首を上に上げやすくなりスネの筋肉が柔らかくなってきて、膝蓋靭帯も緩んできます。軽減します。
それから大腿四頭筋を鍛えていき強くしていくと楽になると思います。

膝の痛みが膝の裏（膝窩）の場合、骨盤が閉じて硬くなっており膝がかばうために関節・靭帯が緩くなり膝裏に負担がきてしまうことが多いと思います。
更にかばって足首は硬くなり足裏は緩く。骨盤が柔らかくならないと膝がしっかりしてこないと思います。

膝の痛みが後内側の場合、骨盤のゆがみをかばっての腰椎と下部胸椎でのねじれが影響していることが多いです。
上半身の疲れによって起こってます。
なので、上半身・手を使い過ぎないようにしてもらい、骨盤を整えてあげると楽になると思います。
ただし、外重心になっている人は、立っているだけで上半身が疲れていくので、足首・足裏もしっかりさせないと楽にならないと思います。

膝の痛みが後外側の場合、偏平足気味で前重心になっており、足首・股関節が硬くなっていることが多いです。
ですから、体をひねる際に足首・股関節をかばい膝に負担が来ることが多いと思います。
なので、足首をまずは柔らかくして足裏の疲れを取り、太ももの内側の内転筋を鍛えていくと楽になってくると思います。

膝の痛みが内側の場合、内側の靭帯に負担がきていると思います。
かなりバランスが崩れていますので、足首・股関節と一緒にバランスをとりながら、治していかないといけません。
太ももの内転筋やふくらはぎの内側はかなり弱ってますので鍛えていくと楽になると思います。

膝の痛みが外側の場合、内側の時と同じような感じですが、股関節と共に開いている骨盤も大事になってきますので
そこをなんとかしたいです。

まだまだ細かくあると思いますが、膝が痛くなる前に足首や腰や股関節は痛みがなくてもおかしくなってますので、
そのうちに体をなんとかしておきたいですね？
もっと細かく考えていきます。

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